トゥロウペ、それは爽やかで芳しい液体

Troupe

貴方も「トゥロウペ・タイム」を試してみませんか。一日の仕事をやっと終えて、ぐったりしながら帰途に向かう時、駅に続く通りにある一軒のワインバーの前でふと立ち止まると、窓ガラスを通して、貴方の同僚が何人かグラスを傾けているのが見えます。彼らも貴方を見て、手招きしています。貴方は、一瞬、入るかどうか考えますが、同僚たちの楽しそうな様子につられて、すでにドアを開けています。5,6人が座れるテーブルを囲んで、ワイワイ賑やかにやっている中へ貴方は入っていくと、同僚たちはさっそく席を作って、ワイングラスを渡してくれます。

しかし、その瞬間、小賢しそうなコビトがふたり、貴方の肩の両方にひとりずつ現われ、耳元で口うるさくささやき始めます。ひとりは、貴方が翌日、また仕事へ行くのに朝早く起きなくちゃいけないから、こんなところで酒など飲んでいないで家に帰れと言い、もうひとりは、自分の相棒の言うことには耳を貸すなとささやき、せっかくの機会を楽しむように勧めます。お節介なコビトたちのアドバイスは、どんどんエスカレートしていき、辛抱強い貴方も、とうとう我慢の尾が切れ、「お前たち、オレのことはほっといてくれ。散歩にでも行ったらどうだ」と言います。すると、コビトたちはビックリした顔をして貴方の肩から消え去ってしまいました。周りの同僚たちは、貴方のコビトたちとの葛藤には気づかず、冗談を言ったり、その日の出来事を面白おかしく話しています。貴方はやっとすっきりした気持ちで、同僚たちから注がれた輝く液体を愉しみます。

翌日の朝、貴方はもしかしたら、多少目覚めが悪く、疲れが残っているかもしれません。あと数分できれば寝ていたいことでしょう。でも、昨夜のワインバーでの同僚たちとのひとときは、とてもリラックスした心地良いもので、また「トゥロウペ」を片手に、仲間たちと賑やかにやりたいと思うのではないでしょうか。人生はたった一度です。愉しまなくては!